4章・死者の宮殿 B75 〜 B99 で手に入る「オウガブレード」という片手剣には、使用効果として「ボディスナッチ」という特殊効果があります。
これは、自分の体を、敵ユニット1体の体と強制的に取り替える、奇怪な効果です。例によって固有の顔グラフィックを持つユニットは「…イヤな事が起こりそうだ。…」と言って拒否します。使えるのは、一般ユニットのうち、オウガブレードを装備可能なSサイズユニットに限られます。また、敵チームに説得可能なSサイズユニットがいないと miss になります。トレーニング中でも使用できますが、固有ユニットは交換の対象になりません。
オウガブレードをアイテムとして使用すると、その時点で説得可能なSサイズの敵ユニットのうち、どれか1体(ランダム)と体が入れ替わります。具体的には、「敵味方」「名前」「INT」「MEN」「忠誠度」の5つが入れ替わり、今まで敵だったユニットが、行使者の名前を持つ味方ユニットになります。逆に、行使者だったユニットは敵の名前を持つ敵ユニットになります。
特定の敵ユニットと確実に体を取り替えたいなら、それ以外の説得可能なSサイズの敵ユニットを全部倒しておけば確実に交換できます。
オウガブレードを持ったユニットが敵ユニットになってしまうので、オウガブレードを確実に回収するには、このユニットを説得する必要があります。普通に倒すと、違うアイテムや GOLD になったりカードになってしまうことがあります(オウガブレードのみを装備させておけば、倒しても回収できる確率は高くなります)。
名前だけでなく INT と MEN も入れ替わるのは、これらが「魂の一部」だからでしょう。この特性を利用すると、仲間の間でボディスナッチを繰り返すことで、INT と MEN をいくらでも上げることができます。具体的には、
の繰り返しです。こうすれば、最終的に INT と MEN が共に 999 のユニットを作ることができます。ネクロマンシー&リーンカーネイトを使った場合と異なり、AGI が上がり過ぎることがないので、ウィザードやセイレーンなど魔法系のユニットの「使いやすい最強キャラ」を簡単に作ることができます(雇用費はかかりますが)。またフェアリーなどネクロマンシー技の使えない亜人間にも有効です。
※ セガサターン版では、敵リーダーにもボディスナッチが効いてしまうというバグがあるようです(当方SSを所持していないため未確認)。ただしバグ技なのでいろいろと不具合も出やすいようです。行使者の体に入った敵リーダーを魔法で瞬殺するといったことが必要なようです。